絵本

【おすすめ絵本100冊!】No.64 子うさぎましろのお話

 

今回ご紹介したい本は、


子うさぎましろのお話 (おはなし名作絵本 3)

作:佐々木たづ 絵:三好碩也

という絵本です。

 

うさぎの子がおくりものをすでにもらっているのに、知恵をしぼってもう一回もらおうとします。

でもちゃんと反省をして、不思議なことが起ったりします。

絵柄もかわいらしい絵本です。

 

 

簡単なあらすじ

クリスマスがやってきて、北の国のどうぶつの子どもたちも、おくりものをもらいました。

白うさぎの子”ましろ”も、おくりものをもらいました。

 

ましろはよろこんでもらったお菓子をぺろりと食べてしまって、まだもっとなにかほしくなりました。

サンタクローズからのおくりものは、どの子どもも1回きりです。

「そうだ。べつのうさぎの子になればいい。まだ、おくりものをもらってないといえばいいんだ。」

 

次の日の朝、ましろは早く起きて、体にいろりの炭をこすりつけてくろくしました。

そして家をぬけだして、サンタクロースのおじいさんがくるのを待ちました。

 

「おじいさん、ぼくにも、クリスマスのおくりものちょうだい。」

おじいさんには、それが”ましろ”だということがすぐ分かりました。

「おまえは、白うさぎの子、ましろだね。」

ましろは、別のうさぎの子で、まだおくりものをもらってないといいました。

 

おじいさんのふくろは空っぽでしたが、たねがひとつだけ残ってました。

そしておじいさんが食べるために持っていたサンドイッチがありました。

 

ましろは、サンドイッチを食べて、たねをもって帰りました。

 

ましろは体についた炭を落とそうとしましたが、とれません。

ましろは悲しくなって涙がでてきました。

 

うそをついておくりものをもう一度もらいにいったから、とれなくなったんだと思いました。

もらったたねは、土の中にうずめて、神様に返そうと思いました。

そして、いっしょうけんめい雪をほって、土をほってたねを埋めました。

 

気がついたら、炭がとれてまっしろに戻っていました。

 

ましろが神様にお返ししたたねは、春になって芽を出しました。

それは”もみの木”で、どんどんのびていきました。

 

12月のある朝、そのもみの木からきれいな音が聞こえてきました。

見に行ってみると、もみの木に、おもちゃ・絵本・おかし・リボンなどがなっていました。

ましろはサンタクロースのおじいさんの家まで、とんでいきました。

 

 

感想

うさぎの子ましろの心情がよくかかれている絵本だと思いました。

ずる賢く悪いことをするけど、反省をして良いことをするといううさぎの子のキャラクターが憎めない感じがしました。

色鉛筆でかるく描いたような絵柄が、ストーリーととてもあっていて、すばらしい絵本だと思いました。

 

著者の佐々木たづさんは、児童文学作家です。高校在学中に緑内障のため失明されています。
1959年、童話集「白い帽子の丘」で第一回厚生大臣児童福祉文化賞を受賞、1964年に、「ロバータ さあ歩きましょう」で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞しています。ロバータは英国からきた盲導犬です。
その他の作品に「わたし日記を書いたの」「キヨちゃんのまほう」「らいねんはよい年」などがあります。

 

三好碩也さんは、絵本作家です。舞台美術、絵画を学び、建築設計に携わった後、絵本をつくりはじめます。

1964年『かーくとぷーく』で毎日出版文化賞を受賞しています。

その他の作品には「せかいでいちばんはじめのおはなし」「だびでのうた」「ちいさな ひつじと ちいさな てんし」などがあります。

 

3、4歳からのお子さんにおすすめです。

「子うさぎましろのお話」をぜひ読んでみてください。

 

以上、【おすすめ絵本100冊!】No.64 子うさぎましろのお話のご紹介でした。