絵本

【おすすめ絵本100冊!】No.15 ちいさいおうち

 

絵本大好きなGOMAねこです。

今回ご紹介したい本は、
ちいさいおうち


作・絵:バージニア・リー・バートン 訳:石井桃子

という絵本です。

「ちいさいおうち」は、アメリカでもっとも優れた絵本におくられるコールデコット賞を受賞している絵本です。

初版の発行は1942年ですが、今もまったく古いという感じがしません。

文章がちょっと長めですが、内容がよいので気になりませんでした。

24cmの正方形に近いサイズと、21cm x 16cmの小さめのサイズがあります。

ちいさいおうち (岩波の子どもの本)

 

簡単なあらすじ

 

夜星が見える りんごの木に囲まれた丘のうえに ちいさいおうちはたてられました。

ちいさいおうちは、ここで 春夏秋冬の 美しい景色や、子どもたちが湖で泳ぐのを見たりしていました。

夜になると 遠くの街の灯りを見て ちいさいおうちは 街のくらしはどんなだろうと思いました。

こどもたちは成長して、街にでていきました。

ある日 ちいさいおうちの 周りに 馬が引いていない車がやってきて道路をつくっていきました。

それから 自動車が走るようになり、アパートが建ち、電車が走るようになり、地下鉄も目の前を走るようになりました。

ちいさいおうちの両隣には、地下3、4階もある高層ビルが立ち並びました。

太陽は昼にしか見られません。

夜は街の灯りがあかるくて、星が見えません。

人がたくさん忙しそうに歩いています。

ある日、ひとりの女の人がちいさいおうちの前で立ち止まりました。

そのひとの ひい ひい ひいおばあさんが、ちいさいおうちに住んでいたのです。

ちいさいおうちは、都会から田舎に移されます。

 

感想

 

「ちいさいおうち」は、ほとんどのページの真ん中へんに描かれていて、ページをめくるごとに季節が変わり、どんどん田舎の自然がこわされて都会になっていきます。

都会は便利ですが、かわいいレンガの「ちいさいおうち」が、自然の中に移されたときはほっとしました。

絵がかわいくて美しく、建築家の方や、庭のデザイナー、空間デザインをする方にもおすすめです。

私は「都会」について特に考えたことなかったのですが、やはり自然は美しい、それを破壊するのはなんてもったいないことをするのだろうか、と思ってしまいました。

1942年にこの絵本が描かれていますが、その間自然の破壊は減っていないのではないか、もっとしんけんに考えなくては、と思いました。

バージニア・リー・バートンさんは大変有名なアメリカの絵本作家ですが、私は知らなかったので、「ちいさいおうち」を読んでこの方の他の絵本も読んでみたいと思いました。

バートンさんは、自然の中で野菜や果物をつくったりする生活をし、「Folly Cove Designers」という職人の集団を作り、デザイン活動としていたそうです。

そういう生活の中から、「ちいさいおうち」のようなすばらしい作品ができたのだなあと思いました。

まだ読んだことがない方は、ぜひ読んでみてください。

 

以上、【おすすめ絵本100冊!】No.15 ちいさいおうちのご紹介でした。