絵本

【おすすめ絵本100冊!】No.14 猫の事務所

絵本大好きなGOMAねこです。

今回ご紹介したい本は、



猫の事務所 (ミキハウスの絵本)
作:宮沢賢治 絵:植垣歩子

という絵本です。

 

宮沢賢治さんの童話をもとにした絵本で、文章が多めで漢字も多く使われています。

漢字にはふりがながついているので、小さいお子さんも読めると思います。

表紙は、真っ黒の猫が目になみだをためて、うるうるしている絵がインパクトがありました。

猫の世界で猫たちが仕事をしているストーリーで、面白かったです。

 

簡単なあらすじ

軽便鉄道の停車場の近くに、猫の第六事務所がありました。

ここは主に、猫の歴史と地理をしらべるところでした。

事務長はおおきな黒猫で、4人の書記がいました。

白猫、虎猫、三毛猫そしてかま猫です。

かま猫というのは、夜かまの中に入って寝るために、いつでも体がすすで汚く、他の猫に嫌われます。

書記長には目をかけてもらっていたかま猫ですが、他の猫たちにひどく憎まれて、
とくに三番書記の三毛猫はかま猫の仕事をやってみたくてしょうがなかったのです。

かま猫は、同僚の猫たちにねたまれていじめられてしまいます。

気の毒なかま猫ですが、この第六事務所は廃止になります。

 

感想

とても面白かったですが、現代の会社のいじめを表しているようでした。

もしかしたら、このようないじめは現実の職場でよくあることかもしれません。

最後に金色の獅子が「解散をめいずる」と言って事務所が廃止になったのは、すっきりしました。

私もこの事務所を廃止した金色の獅子に同感します。

 

「猫の事務所」は、宮沢賢治さんの数少ない生前発表童話のひとつだそうです。
宮沢賢治さんはなぜ職場の「いじめ」をテーマにしたのだろうか?と思いました。

宮沢賢治さんの「猫の事務所」の絵本は他にも出版されていますが、
植垣歩子さんの絵柄も雰囲気がありすてきだと思いました。

 

かま猫のように、会社で同僚からの嫌がらせをうけている人がいたら、この絵本を読むと最後にすっきりするかもしれません。

反対に、いじめをする側の人たちが読んで、何か気づくことがあるといいのになと思いました。

とても興味深いおもしろい絵本だと思いました。

子どもだけでなく大人も読んでほしいと思います。

 

以上、【おすすめ絵本100冊!】No.14 猫の事務所 のご紹介でした。