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【民話絵本ができるまで】「赤羽末吉絵本への一本道」の感想

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画家でもあり民話絵本をたくさん出版されている赤羽末吉さんの制作についての本です。

「スーホの白い馬」「おおきな おおきな おいも」を読んで作風に感動しました。

赤羽末吉さんの人生や作品づくりについて、もっと知りたいと思いこの本を読んだのですが、赤羽さんの満州にいたときの話から絵本作家になる話まで、とてもおもしろかったです。

赤羽末吉さんは、画家で絵本作家ですが舞台美術もされていたそうです。

民話絵本で知られる赤羽さんは、50歳のとき絵本作家としてデビューしています。

1980年 70歳のときに、国際アンデルセン画家賞をアジアで初めて受賞されました。

 

 

「赤羽末吉絵本への一本道」の感想

 

「スーホの白い馬」を見たとき、この作者はなぜ「モンゴル民話」を選んだのだろうか?と不思議に思っていました。

赤羽さんの満州でのはなしや、絵本づくりに対する思いを読んでなっとくしました。

 

「私は、壮大なロマンのあるものを、子どもたちにみせたいのである。」と言われてます。

 

「スーホの白い馬」は2年もかけてつくられました。

 

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戦争時代を中国で過ごした赤羽さんが、中国とモンゴルの民話を絵本にするのは意味があったそうです。

また、「スーホの白い馬」は2冊目で、1961年に月刊絵本「こどものとも」でもつくられていたそうです。

赤羽さん自身は、さいしょのものがあまり気に入ってなくて、描き直したい思いもあったようです。

そして大作「スーホの白い馬」ができたとのことです。

 

 

デビュー作「かさじぞう」は、雪国にあこがれ、何度も雪国を音連れてつくられています。

どのように制作されていったかのはなしがおもしろかったです。

 

 

妖怪シリーズもあって、これは怖いと思いましたが、よく見ると絵がかわいらしく、ひょうきんにも見えました。

 

「おおきな おおきな おいも」がつくられた背景も興味深く、実際に幼稚園であったエピソードを元に絵本をつくられたそうです。

 

3人の息子さんたちが、赤羽さんについて語っているインタビュー記事や、絵本制作途中のダミーの写真もあります。

 

中国のスケッチなどもすばらしいと思いました。 戦争中、戦後のことも知ることができました。

 

 

赤羽さんの作品が好きな方だけでなく、あまり知らない方も読むとおもしろいと思います。

 

「赤羽末吉絵本への一本道」をぜひ読んでみてください。

 

以上、【民話絵本ができるまで】「赤羽末吉絵本への一本道」の感想でした。

 



赤羽末吉: 絵本への一本道